「師範」とは?
「師範」は、教える立場にある人、特に教員養成課程などで教授技術を教える教師のことをいいます。教師の手本となる人物です。
「師匠」とは?
「師匠」は、職人や芸能の世界などで、弟子をとって技能や技芸を伝授する先生のことをいいます。自分の道の達人である人を指します。
「師範」と「師匠」の違い
「師範」は教師を目指す人を指導する立場だが、「師匠」は現場で第一線で活躍するプロフェッショナルが弟子をとって教える立場です。指導者としての位置づけの違いがあります。
「師範」を使った例文をいくつか紹介
・教員養成大学で多くの師範を務め上げた。
・保育士養成学校の師範として後進の指導にあたった。
・師範として手本を示し、生徒たちを導いている。
「師匠」を使った例文をいくつか紹介
・三味線の師匠に就いて基礎を学んだ。
・この業界の師匠から直接教われる絶好のチャンスである。
・一流シェフの師匠に可憐な弟子がついていた。
まとめ
「師範」は教員を指導する立場で、「師匠」は実践のプロであるという違いがある。元をたどれば源流の違いであると言える。